つるつるツーリング
〜大山蕎麦と出雲そば〜 A
神代そば
八雲庵と同じく、塩見縄手にある
昭和27年創業の老舗のお蕎麦屋さん。
すぐ近くに、「小泉八雲記念館」があります。
駐車場は、店の裏手にあって、10台くらいは止められますが
一杯でも、すぐ近くに市営駐車場があるので、
そこから歩いても1分ほど。


このお店は、毎日使ってる蕎麦粉を
店の前に張り出しています。
先週までは、
奥大山、吉備高原産の蕎麦粉だったそうで、
今週からは、奥出雲町。
正真正銘の「出雲そば」であります(^^)
毎朝、石臼挽きされる生粉打ちのお蕎麦です
(十割そば)

目の前で、蕎麦打ち風景も見られます。
お蕎麦を待つ間も退屈しませんね(^^)

割子そば

出雲そばといえば、「割子」です。
三段に重ねられた丸い漆器に盛られたお蕎麦に、
好みの薬味を乗せて、汁をかけて頂きます。
いわば、元祖「ぶっかけ蕎麦」のようなものですが、
お汁は「ぶっかけ汁」と違って濃厚で辛めなので、
ドボドボかけるものではありません(笑)
少量づつかけて頂きます(^^)

「出雲そば」とは
すするものではなく、食べるもの。という言葉を聞いたことがありましたが
まさしく、このお蕎麦がそうでした!
ツルツルとすすろうとしても、そうは問屋が卸さないというくらい
非常に強いコシです。
噛みしめながら、すするお蕎麦ですね〜。
いや〜、甘皮ごと挽きぐるんだ「出雲そば」の、
野趣溢れる食感の醍醐味が存分に味わえる、素晴しいお蕎麦。
まさに、「蕎麦を食ってる」という実感を味わわせてくれる
至高のお蕎麦でした!

蕎麦を打つ水も
備長炭を入れた瓶の中で、一晩ねかせた水を使っているという
こだわりよう。

お汁も、本ぶしをベースに、
50年ぶりに復活したという出雲独特の地伝酒を使用しているそうで、
まろやかな風味が、なおいっそう蕎麦の味と香りを引き立てています。

この店に来て、初めて
「出雲そば」のなんたるかを知ったような気がしますね(^^)
これから食べる「出雲そば」の基準は。。厳しくなるぞ〜(爆)



出雲そば
(出雲市)



出雲そばといえば、
讃岐うどんが「こんぴら参り」の参拝客を相手に発展したと同様に
ここ出雲大社と共に発展してきたという長い歴史があります。
それで、出雲大社の周りには、江戸時代から続くという超老舗店が数多くあり
出雲そばの「ふるさと」といえる所かも知れません(^^)


荒木屋
その代表的なお蕎麦屋さんが、ここ。
江戸時代後期(天明年間)から200年以上も続くという
老舗中の老舗です。
昔の宿屋のような、がっちりした店構えが、なんとも風情があります。





釜あげそば

「割子」と並ぶ、出雲そばの代表的な蕎麦です。
釜からあげた蕎麦を、熱々の茹で汁(蕎麦湯)ごと器に盛り込み、
そこに、冷たい濃い目の蕎麦つゆを、自分で後からかけて頂くという独特なもの。
寒い山陰の冬には、もってこいの蕎麦なんでしょう(^^)

一見、ただの「かけ蕎麦」のようにも見えるんですが
まったりした茹で汁と蕎麦の絡み方が絶妙で、
自分好みに味の調節が出来るというのが、面白い蕎麦。

蕎麦つゆは、
うるめ鰯とあご節からとったダシに、本醸造の醤油をあわせたものらしい。

蕎麦も、毎日国産の玄蕎麦を石臼挽きしているという
「出雲そば」らしい黒っぽい「挽きぐるみ蕎麦」だったが、
この汁蕎麦では、あまりその良さは分からなかった。



今回の「島根・大山蕎麦紀行」で、もっとも印象に残った蕎麦は
「神代そば」の割子。
これは初めて食べる蕎麦の味で、正直びっくりしました。
「八雲庵」のロケーションも、らしくて良かったし♪
「出雲の釜あげそば」も、初めて味わうことができて大満足。
とても印象に残った「つるつるツーリング」で、
再びでも三度でも、ぜひまた訪ねてみたい地域でした(^^)